東尾久一丁目児童遊園は、荒川区東尾久一丁目の住宅街にひっそりたたずむ小さな児童遊園です。目の前にはイニシア西日暮里という綺麗な低層マンションが建っており、近隣にも新しい戸建が立ち並んでいます。明治通りもほど近いのですが、マンションや住宅により遮られており、また一定の距離があるためか通行する自動車の音はほとんど気にならず、静かに時を過ごせる近隣住民の憩いの場所になっているようです。

遊具施設

この小さな児童遊園には、ブランコ、すべり台、スプリング遊具、砂場、飛び石といった遊具が設置されていました。狭い敷地に関わらず人気の遊具を一通りそろえており、小さいお子さんには楽しい遊び場になりそうです。近年に整備されたのかどれも比較的綺麗な状態を保っていました。

ブランコ

ブランコは４台設置されていました。身長が180cm超の取材者でもたち漕ぎが出来る高さがありましたので、小学生高学年のお子さんでも思う存分楽しむことが出来そうです。一方で柵のすぐ後ろは住宅があり、子供の背中を押すときに圧迫感を感じることもありました。高い木が近くに立っている道路側のブランコ２台は木陰になりやすいので、日が高いときでも暑さを避けて長時間楽しめそうです。

すべり台

ブランコと反対側の端には山の形をしたすべり台がありました。３分の１がよじ登るための石のポイント、３分の１が滑るための坂、残り３分の１が会談になっている構造です。すべり台の下は緑色のゴムが敷き詰められており、万が一転んでもケガは軽くなりそうです。すべり台の長さは短いですが、角度は結構急な坂になっており、結構スピードが出ますので、１，２歳の小さなお子さんが滑る際は大人がしっかりサポートしてあげてください。取材者の４歳１１か月と３歳５か月の娘たちは、大人の手を借りずにふたりでじゃれあいながら石のポイントをよじ登り、すべり台を楽しんでいました。

スプリング遊具

ブランコの前には小さなスプリング遊具が２台設置されていました。サイズは未就学児向けといったところです。

砂場

児童遊園の中央には砂場が設置されていました。猫除けの柵や日よけ雨除けの屋根も設置されており、天気を気にせずに長時間腰を据えて大作作りに精を出せそうです。

飛び石

ちょっとした飛び石が４つ、すべり台と砂場の間に設置されていました。取材時には小学生中学年くらいと思われる男の子ふたりが飛び移って遊んでいました。真似をして遊ぼうとした取材者の３歳の娘は飛び移れずに石と石の間に着地していましたが、お兄ちゃんたちの真似をして楽しく遊んでいました。（お兄ちゃん達にはちょっと邪魔だったかな、ごめんね。。

そのほかの施設

お手洗い

トイレは設置されています。男性用の小便器が１台と、個室が１つありました。管理がしっかりしているようで、比較的綺麗な状態を保っていました。これなら突然の便意に襲われても安心して入れそうです。

水道

お手洗いの前には水道も設置されていました。蛇口の向きが上下に変更できるタイプなので、口をゆすぐ時も手を洗うときも使いやすいです。じょうろに水を汲んで遊んだり、砂場で汚れた手足を洗ったり。何かと汚れることが多い小さなお子さん連れの親にはうれしい設備ですね。

ゴミ箱

ゴミ箱も設置されています。家庭ごみの持ち込みは禁止されていますが、おやつを食べた後など、子連れでは何かとごみが出ることが多いので、ゴミ箱が設置されていると本当にありがたいですね。

ベンチ

ベンチも２基設置されています。こどもなら８人程度ゆっくり座れそうです。 取材時は正午が近かったのですが、 大きな木の近くに設置されているため、写真の通り木陰に隠れてゆっくり休憩することが出来ました。日差しが気にならないので、大人の方でもゆっくり座って読書など楽しめそうですね。

注意書き

最後に注意書きを紹介します。ルールを守って楽しく遊びましょう。

ボール遊びは禁止

ボール遊びは禁止となっています。近年ボール遊びが出来る公園はあまり多くないようで、戸建て住宅に囲まれているこちらの児童遊園も例に漏れず禁止されていました。狭い公園なのでお友達にぶつけたり、近隣の住宅に飛び込んでケガをさせたりする危険性がありますので、ボール遊びは避けましょう。

自転車は公園の中に置く

狭い公園で駐輪場もなく、周辺は狭い道路になっているため、自転車は園外ではなく、園内においてくださいとの注意書きがありました。近隣の住民の生活の邪魔にならないように心がけてください。

さいごに

以上、東尾久一丁目児童遊園をご紹介しました。住宅に囲まれた狭い公園ですが、木陰も多く、色々な遊具があってお子さんがゆっくり遊べそうですので、近隣の方は、お子さんの気分転換も兼ねて一度足を運んでみてはいかがでしょうか。