公園の定義とは何なのでしょうか?
都市公園法などで規定されているようですが、今回紹介する本石町公園は、まさにこれが公園なのか?と思うほど簡素な場所です。
園内の風景
見てください。この景色を。なんとも簡素な公園ですね。
雑草が伸びっぱなしの空間に、園内に存在するのは
- 3人掛け一列のベンチ
- テーブルと一体となったベンチ
- 街灯
- 小さな庭園?のようなもの
のみです。
ここは禅寺の庭園か何かでしょうか?
いや違います。
都心の真ん中、首都高が走り日本橋川が流れ、車の往来が絶えない場所にある列記とした公園です。
このように、入り口には「中央区立 本石町公園」という看板があります。
まるで、ここが公園であることを高らかに宣言しているかのようです。
ベンチに寄ってみました。
公園の中心にポツンと設置されており、ここに座っていると、まるで世界の中心にたった一人でいるかのようです。
ここでなら、いつもまででも思索ができそうで、人間とは何か、宇宙の根源がどうなっているかまで考えが及んでしまうかもしれません。
テーブルと一体となったベンチ。
家族が団欒する光景が浮かんできそうです。
ただし公園内にいるのは我らのファミリーのみ。
それは、ゾンビ映画で皆が死に絶えて、最後に残った人類の情景をも彷彿とさせます。
ベンチの近くにある街灯。
電力はソーラーパネルで供給されているようです。
きっと夜になると、このたった一つの街灯が園内を優しく照らすのでしょう。電気の、そして文明のありがたさをより一層感じることができるかもしれません。
入り口近くにある小さな庭園?のようなスペースです。
普段何気なく見ている植物も、このような場所ではなんだか特別に見えてきます。
公園の脇にある花壇。手つかずで放置されているようで、実はこのようにしっかりと手入れされています。
自然と人間の共生に想いを馳せずにはいられません。
トイレ・遊具施設
園内はトイレもなければ遊具施設もありません。
なんとも潔いですね。トイレに行きたくなったらさっさと帰りましょう。
アクセス
JR総武線 新日本橋駅、東京メトロ各線 大手町駅、東京メトロ 半蔵門線 三越前駅がそれぞれ徒歩4分程度で同じくらいの距離です。
一番わかりやすいのは東京メトロ 半蔵門線 三越前駅で、B1出口を出てきた方向に歩き、交差点の手前左側にあります。
以上、中央区日本橋にある、本石町公園の紹介でした。
本公園は遊具施設もなければトイレもないので、お子さんを遊ばせるにはあまり適していないでしょう。
しかしながら、都会の喧騒の中でふと静かな時間が欲しい時、煩わしさから解放されて物思いに耽りたいときには、きっと肩を貸してくれます。
さあ、いざ本石町公園へ。
本石町公園のスポット情報
所在地 |
東京都中央区日本橋本石町三丁目一番五号 |
---|---|
アクセス |
東京メトロ 半蔵門線 三越前駅 3分 |
遊具・設備 |
なし |
公衆トイレ |
なし |
URL |
http://mappage.jp/S/S03.php?X=2.4395070968761&Y=0.62281050070497&L=12&MAP_x=220&MAP_y=319 |